
ニューヨーク観光で最初に知っておきたいのは、ニューヨーク市が5つの行政区から成り立っているということです。初めての旅行ですべてを巡るのは難しいでしょう。ここでは、限られた滞在で優先して訪れたいニューヨークの見どころを厳選しました。港を象徴する名所や街を見渡す展望台から、地元の人々も繰り返し訪れる公園やミュージアムまで紹介します。
ホテル検索エンジンTravelmythでは、60の宿泊カテゴリーを通じて、興味やニーズに合う宿泊先を探せます。このガイドは、初めてニューヨークを訪れる方が抱く「限られた日数で、どこを優先して訪れるとよいのか」という疑問に答えるためにまとめました。見どころは実際の巡り方に合わせ、エリアや種類別に整理しています。また、事前予約をしておくとよい場所と、早めに足を運ぶとよい場所も紹介します。
2日あれば主要な名所を見て、ひとつのエリアをじっくり巡れます。4日ほどがひとつの目安です。港、2か所の展望台、いくつかのミュージアム、セントラルパークを訪れ、時間に追われずダウンタウンを歩く余裕も持てます。滞在日数にかかわらず、地下鉄駅に近い場所を拠点にし、ひとつの名所のために街を横断するのではなく、地図上でエリアごとに旅程を組みましょう。

ロウアー・マンハッタンから船ですぐの場所に、この街の成り立ちを物語る2つの代表的な名所があります。リバティ島に立つ自由の女神像は、フランス国民から贈られた、銅板で覆われた巨大な像です。フレデリク・オーギュスト・バルトルディが設計し、ギュスターヴ・エッフェルが内部骨格を手がけ、1886年10月28日に除幕されました。近くのエリス島には、かつて国内で最も多忙な移民審査施設がありました。1892年から1954年にかけて約1,200万人の移民がここで審査を受け、1965年からは自由の女神国定記念物の一部となっています。
両島へ行くにはフェリーを利用する必要があります。夏はフェリーを事前に予約し、島内の敷地だけを見学するか、像の内部の上層部にも入場するかをあらかじめ決め、必要な日時指定券を確保しておきましょう。


ニューヨークの主な展望台には、エンパイア・ステート・ビル、トップ・オブ・ザ・ロック、サミット・ワン・ヴァンダービルト、エッジ、ワン・ワールド・オブザーバトリーがありますが、5か所すべてを訪れる必要はありません。
まずは晴れた日に1か所を選び、2か所目も訪れるなら異なる時間帯にしてみましょう。


セントラルパークは街の緑の中心で、アッパー・ウエスト・サイドとアッパー・イースト・サイドの間に広がる843エーカー(約341ヘクタール)の公園です。米国で最初の大規模な景観設計型公共公園でもあります。限られた滞在時間で全域を歩いて回ろうとする必要はありません。南端から北へ向かうルートなら、主な見どころを2時間ほどで巡れます。最も静かなのは早朝です。


ここはミッドタウンのきらめく中心部です。タイムズスクエアは、ブロードウェイと7番街に沿って、おおむね西42丁目から西47丁目まで広がります。ブロードウェイ劇場の多くが集まるシアター・ディストリクトの中心です。日没後に一度訪れ、短時間で雰囲気を味わうのがおすすめです。
数ブロック北には、19棟の建物からなるロックフェラー・センターがあります。当初の14棟は、ロックフェラー家が建設を依頼したアールデコ様式の建物です。施設内のラジオシティ・ミュージックホールは、「The Showplace of the Nation(全米を代表するショー劇場)」の愛称で知られるアールデコ様式の劇場で、ロケッツの本拠地でもあります。公演がない時間でも外観を見る価値があります。展望台のトップ・オブ・ザ・ロックは、中心的な建物である30ロックフェラー・プラザの上にあります。


ツインタワーが立っていたワールド・トレード・センター跡地では、9/11メモリアル&ミュージアムが、2,977人が犠牲となった2001年9月11日の同時多発テロと、6人が犠牲となった1993年の爆破事件を伝えています。地上のメモリアルは、両タワーが立っていた場所にあります。静かに訪れ、地下のミュージアムは地上のメモリアルとは別に時間を確保して見学するとよいでしょう。この場所にふさわしい時間を確保してください。


ニューヨークを代表する体験の中には、無料で楽しめるものもあります。1883年にイースト川初の固定式横断路として開通したブルックリン・ブリッジは、かつて世界最長の吊り橋でした。ブルックリンからマンハッタンへ向かって歩くと、正面にロウアー・マンハッタンのスカイラインが広がります。スタテン島フェリーは運賃無料で24時間運航し、約25分でニューヨーク港を横断します。船上からは、街のスカイラインを広々と見渡せます。
ウエストサイドのハイラインは、かつての鉄道支線を利用した全長1.45マイル(約2.3キロ)の高架公園です。ハドソン川の55番埠頭にあるリトル・アイランドは、ヘザウィック・スタジオが設計した、川の上に設けられた小さな公園です。


ニューヨークのミュージアムは、それぞれ事前に見学計画を立てておくのがおすすめです。メトロポリタン美術館は幅広い分野を網羅するコレクションを持ち、南北アメリカ大陸で最大の美術館でもあります。すべてを見ようとせず、いくつかの展示エリアに絞りましょう。アッパー・ウエスト・サイドのセントラルパーク向かいにあるアメリカ自然史博物館には、40を超える常設展示室とプラネタリウムがあります。53丁目のニューヨーク近代美術館は、19世紀後半から現代までの作品を扱い、半日程度の見学計画も立てやすい施設です。


大きな見どころの合間には、気軽に立ち寄れる場所もあります。42丁目とパーク・アベニューにある通勤鉄道ターミナル、グランド・セントラル・ターミナルは、列車に乗らなくても中へ入ってみる価値があります。さらに南には、5番街175番地に立つ22階建ての三角形のランドマーク、フラットアイアン・ビルディングがあります。1902年に開業し、衣類用アイロンに似た形から名付けられ、この地区の象徴となっています。
ニューヨーク公共図書館本館の裏にあるミッドタウンの小さな公園、ブライアント・パークは、寒い季節になるとスケートリンクや店舗が並ぶウィンター・ビレッジに変わります。ダウンタウンのワシントン・スクエア・パークは、グリニッジ・ビレッジの人々が集う場所です。


ミッドタウンとは正反対の雰囲気を味わいたいなら、ブルックリン南西部のロウアー・ニューヨーク湾に面する海辺の行楽地、コニーアイランドへ足を延ばしてみるのもよいでしょう。地下鉄でアクセスでき、夏の日帰り先として訪れやすい場所です。暖かい日に出かけると、その魅力を楽しめます。

最も過ごしやすいのは春と秋です。夏は人出が多く、暑さも厳しくなります。12月はホリデーシーズンならではの賑わいと混雑があります。市内の移動では、地下鉄が最速になることが多いです。1日の予定はエリアごとにまとめ、ひとつの名所のために街を横断するのではなく、ひとつの地区から隣へと巡りましょう。

滞在するエリアによって旅の過ごし方が変わります。ミッドタウンなら主要な名所に近く、ロウアー・マンハッタンは夜になると比較的静かで港にも近いエリアです。ブルックリンでは地下鉄での移動が増える代わりに、より広い空間と街の個性を楽しめます。Travelmythでは、「屋上プールがある」「ブティックスタイル」といったカテゴリーを使って、自分にとって大切な特徴からニューヨークのホテルを絞り込めます。2つの条件を組み合わせて、数多くの選択肢から自分の旅のスタイルに合う候補に絞ることもできます。